現在開催中の大阪・関西万博。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
テーマに合わせて158の国と地域が様々な展示をしていますが、実は福岡からある伝統工芸品の団体が参加しています。
出展の背景には伝統を未来へつなぎたいという切実な思いがありました。
久留米絣が万博に出典

RKB 本田奈也花 アナウンサー
「夢洲駅を降りてすぐ、東ゲート入り口の近くにいるんですが、とにかく人・人・人!かなり盛り上がっています。きょうは平日という事もあって、小学生の社会科見学の方でしょうか、たくさんいらっしゃっています」
開幕16日目となった28日の来場者数は、関係者を含め11万7000人。
賑わう会場の中で、福岡の団体が参加しているパビリオンがこちら。

RKB 本田奈也花 アナウンサー
「フューチャーライフヴィレッジという場所に来ました。こちら、様々な団体が代わる代わる交代しながら出展しているブースになります。そんな場所に出展しているのがこちら、久留米絣ですね、手織りの体験もできるということです」
ブースを出しているのは、久留米絣協同組合青年部。

久留米絣は福岡県の筑後地域で作られる綿織物。糸を染め分け、柄をつけることが特徴です。
青年部の皆さんも、普段、久留米絣を作っている職人たち。

福岡から持ち込んだ手織り機での機織り体験が今回の目玉企画です。
来場者
「織りの経験はやる機会がないので、まさかこんなところでできると思っていなかったので、とっても楽しかったです」
久留米絣協同組合青年部のメンバー
「興味をもたれる方がすごく多いなという感覚は受けますね。やってみてこういう風にして生地が織られているんだという感想をみなさんからいただくので」