交通事故で顔面骨折などを負ったスピードスケート男子500mの日本記録保持者・新濱立也(28、高崎健康福祉大職)が30日に、入院していた都内の病院を退院した。
沖縄・石垣島で個人合宿中だった新濱は16日、自転車トレーニングの際に交通事故にあい顔面を骨折。さらに左膝などに怪我を負ったため入院を余儀なくされていたが23日に手術を受け無事に成功した事を自身のインスタグラムで報告していた。
新濱は「当初はもう無理かなって思いました。膝からの出血、痛みが物凄く強かったので大事なシーズンに向けてはハンデを負うと思った」とオリンピックシーズンに向けて焦りがあった事を明かした。
顔面骨折の術後は1、2か月激しい運動を主治医に禁止されているが、左膝などに関しては順調に回復してきており、既に28日からリハビリを開始している。本来ならシーズンへ向けて始動していたはずで、モチベーションを保つのは難しいが新濱はいたって前向き。理由は去年の大怪我の経験があったからだ。
去年3月トレーニング中に転倒し、脊髄を圧迫骨折。昨季は出遅れてスタートを切っていたが、10月に開催されたシーズン初戦の全日本距離別選手権で500m優勝、1000mでは国内最高タイムをマークして2冠を達成した。「(昨季は)脊髄圧迫骨折で苦しい思いをしてきてきた。それを乗り越えられた経験があったのでどうやれば復活できるかはある程度イメージができている。この怪我なら追いつけるレベルなのかなって自分では判断していて心は折れず常に前向きに1日でも早く回復させてトレーニングを再開したい、ミラノに向けて最大限の準備をして挑みたい」と来年2月に開幕するミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック™に向けて意欲を見せた。
※写真は退院した新濱選手
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