SNSに出てきたカードローンの広告から融資を得ようとした60代の女性が、現金10万円をだまし取られました。
被害に遭ったのは山梨市に住むパートタイマーの60代の女性です。
女性は4月19日、スマートフォンでインスタグラムを見ていたところ、実在する銀行名をかたったカードローンの広告が表示されました。
女性は、もともとお金を借りたい事情があったことからその広告をクリックしたところ、LINEの友だち追加のページへ移行したため登録しました。
そして、そのアカウントから「融資の振込先とローンの返済用の口座情報を送ってほしい」などとメッセージが表示され、女性は自分の口座情報を送りました。

その後、『お客様サポート』という別のLINEアカウントから、融資された金を引き出すためのパスワードが送られてきたため、入力したところ「口座番号が違うので融資を凍結した」「解除には保証金の10万円を支払わなくてはならない」とメッセージが届き、女性は21日に指定された個人名義の口座に現金10万円を送金しました。
その後、メッセージでローン返済の前払いを要求されたことから、女性は家族に相談し警察に被害を届け出たということです。