年齢で違う “最適な睡眠時間”

日本睡眠学会 内村直尚理事長「少なくとも6時間以上の睡眠を取らないと、様々な生活習慣病や うつ病、認知症になりやすくて死亡リスクが高まる」

最適な睡眠時間は年齢によって異なると言います。年齢別の目安は以下の通りです。

〈年齢別の最適睡眠時間〉
・60歳以上 6時間程度
・成人(20~59歳) 6~9時間
・中高生 8~10時間
・小学生 9~12時間
・3~5歳 10~13時間 ※1時間までの昼寝含む
・1~2歳 12~14時間 ※1~2時間の昼寝含む

深い眠りのカギは『最初の3時間』

よく耳にする「睡眠のゴールデンタイム(午後10時~午前2時)」という説について、内村理事長は、睡眠のゴールデンタイムは “時刻によらない”と話します。

内村理事長「ゴールデンタイムは最初の2周期、睡眠は90分周期のため、寝て最初の3時間が深い睡眠となり、成長ホルモンが一番分泌される

最初の3時間の「ゴールデンタイム」に質の高い睡眠をとるために、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか?

内村理事長は “睡眠の質”が重要だと続けます。