新年度が始まって1か月半。皆さんは最近、眠れていますか?
日本人の睡眠時間は、世界的に見ても短いと言われています。

OECD(経済協力開発機構)が33か国を対象に調査した1回の睡眠時間は、南アフリカ「9時間13分」アメリカ「8時間51分」で、日本は「7時間22分」と最下位です。全体の平均よりも日本は1時間以上も短いことが報告されています。
あなたは何時間、眠っていますか?
実際はどうなのか、街の人に聞いてみました。
――どのくらい眠っていますか?
40代 公務員の男性「6時間とかですかね」
――睡眠は足りていますか?
40代 公務員の男性「いや~足りてないかも知れません、仕事中とか眠たいときありますね」
――どのくらい眠っていますか?
20代 育休中の女性「3時間」
――何をしていて短くなっていますか?
20代 育休中の女性「家事。子どもが小さいので」
睡眠不足 “理由1位は「仕事」”

実際に、厚生労働省の調査でも、平均睡眠時間が6時間未満の人は、男性が37.5%、女性が40.6%と、4割ほどを占めています。
その理由として以下のことがあげられます。
<睡眠時間が短い理由>
▼男性
22.9%「仕事」
12.2%「携帯電話やゲームに熱中」
12.1%「健康状態」
▼女性
14.2%「仕事」
13.0%「家事」
12.2%「携帯電話やゲームに熱中」
では、私たちは一体どれくらいの時間、眠るのが理想的なのでしょうか。睡眠研究の第一人者に話を聞きました。
【目次】
・年齢で違う “最適な睡眠時間”
・深い眠りのカギは『最初の3時間』
・睡眠の質を高める「食事・運動・睡眠環境」
・休日に「寝だめ」はできる?
・睡眠不足セルフチェック