高知県香南市の海岸で、29日、大手飲料メーカーなどによる清掃活動が行われ、およそ110kgのゴミが集まりました。
清掃活動を行ったのは、大手飲料メーカーの「伊藤園」です。「伊藤園」は、高知県と物部川流域の3つの市でつくる「ふるさと交流推進協議会」との間で、清流保全に関する協定を結んでいて、2017年から、清掃活動を行ったり、商品の売り上げの一部を寄付したりしています。
29日は、香南市香我美町の「岸本海岸」で清掃活動が行われ、地域の子どもたちや流域自治体の職員ら、およそ50人が参加。海風を浴びながら、ペットボトルや缶などのゴミを拾い集めました。
物部川の保全活動を進める「21世紀の森と水の会」によりますと、岸本海岸では過去に不法投棄が確認されたほか、1時間で2000本以上のペットボトルが回収されたこともあったといいます。
◆伊藤園 四国地区営業部 山名悟 営業部長
「驚きましたね、まさか、こんなにペットボトルやプラスチックなどが、ここまで散乱しているとは思わなかった。こういう活動によって、地元の方々が"憩いの場"としてゆっくりと過ごせるような海岸や地域になればと思います」
29日の清掃活動では、1日で109.2kgのゴミが集まったということです。