2025年のゴールデンウィークは「飛び石連休」で、長い連休が取りにくいと言われていますが、熊本県内の観光地は賑わいを見せていました。

雄大な阿蘇の景色を見ながら草千里へと向かう途中、渋滞です。

記者「草千里まで1キロはないと思うんですが、車の流れが悪くなってきました」

29日は阿蘇市の中心部から草千里の駐車場に車を止めるまで、約35分かかりました。
混雑を抜けて到着した草千里では

台湾からの観光客「馬に乗って楽しいです面白いです」

シートを広げてゆっくり過ごす家族「ピクニック気分でいいですね。気持ち良くて景色も良くて」 渋滞の様子はどうでしたか?―― 「熊本市からは思っていたより混んでました。やっぱ多いんだと思って」

阿蘇市にある道の駅阿蘇でも駐車場に止めるのを待つ車が列を作っていました。
記者「車も人も多く行き交っています、そしてこちらソフトクリームを売る店なんですが行列ができています」

そして店内では、人気のあか牛メニューの棚に人が集まっていて品薄になる商品もありました。
道の駅阿蘇 山本章夫理事長「29日は肉の日なんですよ。ですから肉増量とか割引きで次々に売り切れています」
熊本県宇城市からの観光客「いま迷っていますどっちにしようか」

変わって、こちらは南阿蘇鉄道のトロッコ列車です。この連休も人気を集めています。
乗客「揺れるね、揺れるね」

白川にかかる橋で一旦列車が止まると・・・
福岡県からの観光客「見て見て下見て」「怖すぎる」「下見るとぞわっとしますねでもきれいで癒されます」
このトロッコ列車には九州からの乗客も多くいました。
なぜ熊本を選びましたか?――
福岡県からの観光客「日帰りで。あす仕事なので無理なく来られる範囲で選びました。大自然に癒されたくて日帰りも出来るし」
まとまった連休がとりにくい今回のゴールデンウィークに、近場への旅行が注目されていますがその行先の一つとして熊本が選ばれていました。

大手旅行会社HISのまとめでは、2024年のゴールデンウィークと比べて、旅行先に選ばれた都道府県の上昇率で、熊本は、高知・大阪に続く3位にランクインしました。HISは、熊本空港が宮崎・鹿児島を含む南九州の窓口になったことが要因ではないかと分析しています。