森友学園をめぐる公文書改ざんで自殺した赤木俊夫さんの妻・雅子さんが、国との裁判が終わって以降、初めての記者会見で思いを語りました。

 近畿財務局の元職員・赤木俊夫さん(当時54)は4年前、森友学園をめぐる公文書改ざんを命じられたことを苦に自殺しました。妻・雅子さんは国や当時の佐川宣寿理財局長を相手取り損害賠償を求める裁判を起こしましたが、去年12月に突如、国側が賠償金の全額を支払うとして裁判が終結しました。

 雅子さんは記者会見で“残る佐川氏個人との裁判で真実を直接問い質したい”と語りました。

 (赤木雅子さん 4月11日)
 「自分は手を染めずに、夫にやらせたことをどう思っているのか、聞きたいなと思います」

 雅子さんは、今後の裁判で佐川氏らの証人尋問を行うよう、近く裁判所に申請する方針です。