M君は「通学支援」で学校へ
センターには約460件の相談が寄せられ、その中で最も多かったのは「就園・就学」に関するものでした。
2022年8月~2024年12月に就園相談32件ー
17件が就園に繋がり、13件は看護師確保などができず断念(残り2件が就園時期未定)
就学に関しては、
2023年度「気管切開」が必要な児童が地域の小学校へ。
2024年度には、インスリンポンプを使用している1型糖尿病の児童や、先天性下垂体機能低下症(経鼻経管栄養)の医療的ケア児が、地元の小学校に入学しました。
2024年度からは、長崎県立特別支援学校3校(佐世保特別支援学校・諫早特別支援学校・長崎特別支援学校)を対象に「通学支援」も始まっています。

看護職員各2人ずつ、計6人を配置しー
・看護職員が自宅へ迎えに行き、福祉タクシーに同乗
・体調観察や必要な医療的ケアを行いながら登校をサポート
・福祉タクシーの利用料は、国の就学奨励費から補助され、保護者の負担はなし
・利用回数に制限はないが、看護師数に応じ週1~2回程度
1歳半で「悪性脳腫瘍」と診断されたM君もこの「通学支援」を利用しています。
M君の母親:
「送り迎えに1時間以上かかっていたけど、Mが楽しそうに通うから頑張れました。今は県の支援のおかげで、仕事もよりスムーズにできるようになりました」
現在、小中高校生18人がこの「通学支援」を利用しています。