全国的に感染が広がる「百日せき」。県内でも患者の増加傾向が続いています。

百日せきは、激しいせきが続く感染症でおもに子どもが感染し、大人が発症するケースもあります。

乳児がかかると重症化し、肺炎や脳症を合併して死亡するおそれがあります。

県によりますと、今月20日までの1週間の県内の患者は64人で前の週の2倍以上に増えました。

今年はこれまでに165人の感染が確認されています。県内の百日せきの患者は今の統計の取り方になった2018年以降、2019年の年間728人が最多です。

県は、定期ワクチンを打っていない子どもは接種することや、手洗い、うがいなどの感染対策をとるよう呼びかけています。

一方、今年に入って感染者が増えていた感染性胃腸炎の患者は、今月20日までに345人確認され前の週よりも58人減っています。