<クマのそばに「人らしきもの」が倒れている>
青森市の八甲田山系で6月28日、クマによる人身被害の恐れがある事案が発生しました。
青森市や警察によりますと、6月28日午前6時ごろ、八甲田ホテルの東側およそ540メートルの場所から男性2人がタケノコ採りに入りました。午前8時半頃、入山した男性の1人が待ち合わせ場所の荷物置き場に戻ると荷物が動物に荒らされているのを見つけました。また、男性は近くでクマを目撃し、撃退スプレーを噴射し逃げました。
その後、入山場所まで戻り警察に「タケノコ採りに行った友人が戻ってこない」と通報したということです。
県警ヘリが捜索したところ、28日午前3時半ごろ青森市の八甲田山系で、県警ヘリコプターが遭難者を捜索していたところ、上空からクマのそばに「人らしきもの」が倒れているのを見つけたということです。青森市や警察などは、29日も捜索をする予定です。
6月28日に行方が分からなくなったのは、黒石市の会社員、工藤正治さん63歳です。八甲田では6月21日にもタケノコ採りに入った青森市の会社員・長尾千富さんの行方がわからなくなっているため、青森市はクマのそばに倒れていた「人らしきもの」が誰かは慎重に調べるとしています。
<クマの人身被害は2件目となる可能性>
八甲田では6月24日に、タケノコ採りで山に入った女性が、地獄沼から東におよそ700メートルの場所でクマに背中をひっかかれたほか足をかまれるなどしてけがをしていました。28日の事案もクマによる被害で確定した場合、2026年の青森県のクマの人身被害は2件になります。青森県は2026年4月にツキノワグマ出没特別警報を新設していて、直近5日間に人身被害が2件発生した時に発表するとしました。
<八甲田でのクマ人身被害は2024年も発生>
2024年6月には、八甲田でクマに襲われたタケノコ採りの女性が死亡するなどクマの人的被害が相次ぎ、現場を中心に一時、半径およそ3キロの立ち入りが規制されていました。
<青森市 西秀記市長コメント>
本日、午後、青森市大字荒川字南荒川山(地獄湯の沢の南西側)において、ツキノワグマによる人身被害のおそれのある事案が発生しました。
今年度は、ツキノワグマの出没情報が昨年度に増して多く寄せられており、特にここ数日では、去る6月24日(水)に八甲田山中へタケノコ採りに入山した方が負傷する人身被害が発生したところであり、私から現場周辺には近づかないようお願いするとともに、本市環境保全課の職員が現地パトロールや入山者へチラシを配布するなど注意喚起していたところであります。
今後も、クマへの注意に加え、改めて、人身被害があった区域へ立ち入ったり、近づかないよう重ねてお願い申し上げます。














