ドローンを活用して防災や減災につなげようと、鹿児島市と関連団体が24日、協定を結びました。

鹿児島市と協定を結んだのはドローン減災士協会鹿児島支部です。

去年、石川県で発生した能登半島地震や豪雨災害では、孤立した場所での物資の運搬や行方不明者の捜索などにドローンが活用されました。市がドローン関連団体と防災協定を結ぶのは今回で2例目で、ドローンを活用した取り組みを強化したい考えです。

式ではスピーカーを搭載した赤外線カメラ付きドローンのデモンストレーション飛行があり、発見した被災者に声をかける方法が紹介されました。

(鹿児島市危機管理局 水之浦達也局長)「円滑な災害対応に大きく寄与するものであり、非常にありがたく、心強く思う」

(ドローン減災士協会・鹿児島支部 小森園豪支部長)「船よりも早く物資を運ぶことも可能。協力体制を敷いて鹿児島市民のために動きたい」

協会はドローン20機を保有していて、今後、鹿児島市とともに防災訓練などを行う予定です。