愛媛県西条市の禎祥寺では、淡い紫色のフジの花が満開を迎え、甘い花の香りが訪れた人たちを楽しませています。

「観音堂のフジ」として地元で親しまれている禎祥寺のフジは、樹齢450年以上と言われていて、県の天然記念物にも指定されています。

今年は、例年通り先週末ごろから咲き始め、東西およそ16メートル、南北に14メートルほどのフジ棚には、淡い紫色の花がゆったりと垂れ下がり、甘い香りを漂わせています。

訪れた人たちは、写真を撮ったり花の香りを楽しんだりしながら、そよ風に揺れる花の魅力を思い思いに楽しんでいる様子でした。

(訪れた人)
「毎年来てます。今年は香りがすごく甘くて、もうこの辺甘い香りが充満してハチも忙しそうですよね」

地元の観光協会によりますと、この禎祥寺の「観音堂のフジ」は、来月初旬まで楽しめるということです。