■「出かける20分前に暖房を切る」「湯沸かしは冷たい水道水ではなく給湯器のお湯から」

井上キャスター:
では “省エネテクニック”でひと冬どれくらい節約になるのか。

<設定温度を1度下げると…>
(外気温度6度 設定温度21度→20度 1日9時間使用した場合)
▼エアコン 約1430円
▼石油ファンヒーター 約880円
▼ガスファンヒーター 約1320円
それぞれ1000円前後の節約になります。

<使用時間を1日1時間短くすると…>
(設定温度20度)
▼エアコン 約1100円
▼石油ファンヒーター 約1470円(灯油+電気代)
▼ガスファンヒーター 約2150円(ガス+電気代)

出かけるギリギリまでつけているところを10分前20分前に切ってみる、あとは余熱で持たせてみる、そういうことで節約になります。

また、気温ばかりに目が行きがちですけれども、体感温度でいえば“湿度”でだいぶ変わります。気温は仕方ないけど湿度を上げることができないかという考え方です。

もちろん乾燥は喉にも良くないし、風邪に繋がるので、加湿が有効と言われていますが、体感温度としても若干変わってくるということは立証されています。

▼加湿器
▼部屋干し
▼お鍋をする
▼こたつは上掛けだけでなく敷布団をセットで使う(年間860円の節約)
▼お湯を沸かすとき、水道水の冷たい水から沸かすよりも、給湯器のお湯で沸かす(年間349円の節約)

ホランキャスター:
給湯器をつけるエネルギーを考えたとしても?

井上キャスター:
熱効率が圧倒的に違います。ガスコンロは56%、給湯は92.1%。これだけ熱効率が変わってくると、やはり給湯器からのお湯を使った方が少しでも節約になるわけです。

ホランキャスター:
電気代、ガス代など本当に高くなっています。政府としてもいろいろ考えているんですか。

星浩 コメンテーター:
2000円補助するとか、電気代・ガス代も下げると言っていますが、考えてみると税金から出しているわけですよね。その税金は国債で借金して払っているわけですから、何か将来世代の子どもと孫のクレジットカードでガソリンや電気代を安くしてもらっているところがあって、将来世代に申し訳ない感じにもなってしまいますよね。

ホランキャスター:
できるだけ自分たちでも対策するということですよね。