トーキョー・タナカさんが立ち上げた災害支援プロジェクト「コネクト」
「コネクト」は、MAN WITH A MISSIONボーカルのトーキョー・タナカさんが主体で活動を行ってきた「#サポウィズ」という災害支援プロジェクトが前身で、現在は全国の支援仲間と共に様々な被災地で支援活動を行っています。能登半島地震でも、発生直後から被災地のニーズに合わせた支援活動を展開しています。
2025年4月16日、石川県輪島市河井町でのコネクトのボランティア作業を取材しました。

輪島市河井町は能登半島地震では震度6強を観測。火災で輪島朝市周辺の建物が消失し、9月21日の奥能登豪雨でも多数の住宅などが床上浸水の被害を受けた地域です。
取材に応じてくれたトンマさんはコネクトのメンバーで、ロックバンド・Xmas EileenのDJとしても活動。大阪から支援に来ていました。
取材スタッフ「2024年の1月1日の地震から、能登に何回くらい来ているのでしょうか?」
コネクト トンマさん「最初1月4日に来てから、30回ぐらい来てますね。」

この日、コネクトが行っていたのは、公費解体が行われた家屋の外枠に残されたブロック塀の撤去作業です。
コネクト トンマさん「外枠のブロック塀は公費解体に入らないということで、家主の依頼で撤去しています。」

ハンマーで一つひとつブロックを砕き、袋に詰めていく作業。ハンマーの音が響く現場からは、手作業ならではの地道さと、相当な労力を伴う作業であることが伝わってきました。
地震発生直後から能登を訪れているトンマさんは、「依然として道路が寸断され、電気や水道が復旧していない地域も多く、復旧・復興には長い時間を要する」と警鐘を鳴らします。
また、今後のボランティアのあり方について、地元住民との連携の重要性を強調しました。

コネクト トンマさん「まだボランティアの手は必要だと思います。でも、これからは今までボランティアが引っ張っていた作業を、地元の人も一緒に協力してやっていきたいなと思います。復興するのは地元の人なので。」