ここからは今週のシリーズ「春のおやつ」です。
4回目は岩手を代表する山菜、フキノトウ=「ばっけ」の中でも八幡平市内の一部でしか手に入らない特別な品種を使ったせんべいを紹介します。

こちらが「南部せんべい」と同じ製法で作られているフキノトウ=ばっけを使ったせんべいです。
取り扱っているのは八幡平市松尾寄木の産直「松っちゃん市場」です。

残雪の岩手山の麓、山菜の代表格でもあるばっけの味が楽しめるその名も「ばっけせんべい」。
およそ6年前に販売が始まったこの産直のオリジナル商品です。

開発の指揮を執った松っちゃん市場販売組合組合長の古川美枝子さんです。

(松っちゃん市場販売組合 古川美枝子さん)
「産直はいろいろな商品が売られているので、ここにしかない商品を作りたいと思って」

乾燥させたばっけを粉末状にしたものが入った、厚さ1センチほどのクッキータイプのこのせんべい。ばっけの豊かな香りとともにほのかな苦みが口に広がります。

(訪れた人は)
「苦みが強いイメージがあって、総菜やご飯に合わせるイメージがあったけど、お菓子で食べたのは初めてで香りがすごく良くて苦みがない」

「(ばっけは)苦みがあって春先にはそれを食べなければ始まらないという大好物です。せっかくここに売っているので、ぜひ購入させていただく」