大分市のハンズ大分店。紫外線対策のグッズは年々増え、今年は1000以上のアイテムを取り扱っています。今年は、男性でも利用が増えている「晴雨兼用の日傘」が人気で、軽量でコンパクトな点が特徴です。

また、売れ筋の日焼け止めは、化粧の下地にも使えるタイプ。塗るだけで肌のトーンが明るくなります。このほか、アームカバーやフェイスカバーは、例年よりも生地や色のバリエーションが増え、需要の高まりを見せています。

ハンズ大分店 森本弘治さん:
「常に暑くなることを意識してそんなに日が照ってなくても、傘を事前に用意をして持っていってほしいと思います」
去年5月から9月の間に熱中症で救急搬送された人数は、全国でおよそ9万8000人。このうち5月は2799人でした。日本赤十字社では熱中症は予防でなくすことができる唯一の病気といいます。
日本赤十字社県支部 北島純子参事:
「身体を冷やすとか炎天下で気を付けるというのは皆さん知っていますが、暑熱順化というのは日頃から暑さに慣れて汗をかいて体温を下げる機能を日頃から鍛えておく考え方です」
暑さに身体を慣らす「暑熱順化」。軽い運動や入浴などでこの時期から意識的に汗をかくことが熱中症になりにくい体を作ります。

日本赤十字社県支部 北島純子参事:
「急に暑くなった日は熱中症の患者が出るので、汗ばむぐらいの運動を日頃からしておくのが重要です」
これからのシーズンは、天候にかかわらず外出する際、紫外線や熱中症への対策が必要です。