不登校の子どもに合わせ、柔軟な教育課程を実施する「学びの多様化学校」についてです。
2023年度、30日以上欠席した県内の小学生は943人、中学生は1680人、高校生は400人で、あわせて3023人と過去最多となっています。

こうした中、宮崎市に「学びの多様化学校」が宮崎市に開校し、入学式が行われました。
宮崎市の学びの多様化学校は、夜間中学校として昨年度設置された「ひなた中学校」の昼間部として開校しました。
23日は入学式が行われ、1期生として、1年生15人、2年生14人、3年生17人のあわせて46人が入学・転入しました。
(宮崎市 清山知憲市長)
「無理しないで、みなさんのペースでこの学校に来ることができるだけでもすばらしいので、先生たちと一緒にひなた中学校を盛り上げていただければと思っております」
新設された教室には、個別ブースや自由にくつろげるソファなどが設けられ、それぞれのペースで安心して学べるようになっています。
(中学3年生)
「高校とかこれから先のことも考えたら、行かなきゃなと思ったので(入学した)。生活リズムを立て直したり勉強を頑張りたい」
「小学6年生から中学2年生まで不登校だった。後悔したことがあったりしたから、後悔するぐらいならって感じで中学3年生頑張ろうかなと(思った)。まずは高校受験を頑張りたい」
県内の「学びの多様化学校」は、延岡市に次いで2例目です。