絵本「ねずみくんのチョッキ」の誕生50周年を記念した展覧会が愛媛県西予市の県歴史文化博物館で開かれています。
オリジナル企画も用意されている展覧会を河野アナウンサーが取材しました。
河野アナウンサー
「『うわ!ぼくのチョッキだ!』 柔らかな鉛筆のタッチに赤いチョッキ…懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか?」
小さな主人公「ねずみくん」の赤いチョッキを動物たちが次々に着ることで展開していくこの物語。
1974年に誕生しモノクロの絵や余白を生かした美しい構図で注目を集め、何世代にもわたり読み継がれています。
50周年を記念したこの展覧会では、最新作を含めた全42作品のほか、原画やスケッチなどおよそ200点が展示されています。
来場客
「小学校のときに図書館にあって読んだことがあったので懐かしいなと思って。自分自身も大好きだが、子どもができて子どもに読んであげたり、今は小学校に読み聞かせに行っているので子どもたちに読んであげたい絵本です」
物語を送り出してきたのは作家の「なかえよしを」さんと画家・上野紀子夫婦です。
学芸員 甲斐未希子さん
「すごく温かな雰囲気のお二人で、お互いのことを尊敬し合って活動されている」
この展覧会では楽しいオリジナル企画も!
河野アナ
「今回この展覧会のために書き下ろしたという『ねずみくんもういいかい』という絵本、楽しい企画ですね」
甲斐さん
「でも実はまだ完成してない絵本になります」
河野
「まだ、なんですね?」
会場内を巡っていると…
甲斐さん
「最初のヒントはこの子になります」
河野アナ
「あの動物ですね。ありました!ゾウですね。スタンプもあります」
そう、会場に隠れている動物のスタンプを集めることで絵本が完成するんです!
「ねずみくんのチョッキ」の世界に浸りながら自分だけの一冊を作ることができます。
河野アナ
「大人も童心に返れて楽しいですね」
甲斐さん
「ぜひ展示室に何人の友達がいるのか探してみて自分だけの絵本スタンプ帳を作ってもらえればと思います」
ほかにも、登場キャラクターと一緒に写真を撮ることができる参加型の展示などもあり夫婦が紡いだ世界を存分に堪能することができます。
甲斐さん
「ねずみくんの柔らかさだったり、簡潔な文章だったり、変わらないことが愛され続ける理由かなと思います」
「ねずみくんのチョッキ展」は、6月29日まで愛媛県西予市の県歴史文化博物館で開かれています。
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