梅雨や台風のシーズンを前に、鹿児島県の垂水市では22日、県の消防・防災ヘリコプターで危険なか所を確認する防災点検がありました。
垂水市の防災点検には、尾脇雅弥市長と職員3人が参加し、県の消防・防災ヘリコプター「さつま」で、はじめに桜島上空へ向かいました。
今年に入って南岳山頂火口の爆発・噴火は115回と、すでに去年1年間の99回を上回っています。
そのあと、これから迎える梅雨や台風のシーズンに備え、土砂崩れや落石などの危険がある場所を上空から確認しました。
垂水市では2014年の記録的な大雨や、2016年の台風16号で山の斜面が崩れ、土石流が発生するなどの被害が出ています。
(垂水市・尾脇雅弥市長)「台風時期もせまっているが、それ自体は避けられない。早めの避難とリスク回避を念頭に、シーズンを乗り切りたい」
垂水市では来月下旬に、大雨を想定した総合防災訓練を予定しています。