去年より、にぎわいが少ないのかと思いきや、ゴールデンウィーク期間中、宮崎県内の宿泊施設や観光地では予約が好調となっていて、関係者の期待が高まっています。

去年、キャンプ場が新たに整備された宮崎市のこどものくに。

(宮崎交通・西久保竜蔵執行役員)「キャンプ施設とかムラサキスポーツさんとかいろんな新しい仲間がそろって初めて迎えるゴールデンウィーク」

ゴールデンウィーク期間中の休日、また休前日には、グランピング施設はすべて、オートキャンプサイトはほとんど予約が入っているということです。

また、今月26日からはバラ園で200種1600本が咲き誇るバラ祭りが始まるほか、ムラサキスポーツが園内のフォトスポットを周遊するイベントを実施するなど様々な催しが予定されています。

(宮崎交通・西久保竜蔵執行役員)「忙しくなってほしいという期待を込めているゴールデンウィークです。たくさんのお客様がご来園いただけるんじゃないかという風に期待しています」

一方、県内を代表する観光地では。

(田尻怜也記者)「高千穂峡に来ています。ゴールデンウィーク前ですが、すでに多くの観光客でにぎわっています」
(神戸から)「滝が大好きで憧れていた。長年の夢が叶った。ゴールデンウィークは混雑すると思って、その前に来た」

国内だけではなくインバウンド客にも人気が高い高千穂峡。土産物店にはきょうも多くの外国人観光客の姿が見られました。

(観光協会直営売店・田上真由美さん)「中国系の客がおおかた占めているが、最近はヨーロッパ系の客も少しずつ見えている。去年よりもはるかに増えている気がする」

台湾の大手半導体メーカー、「TSMC」の進出によりお隣、熊本県では国際線が充実していて高千穂峡では台湾からの観光客が増加。

人気の遊覧ボートはゴールデンウィーク期間中、平日も含み来月6日まですべての予約が埋まっているということで、にぎわいが予想されます。

(高千穂町観光協会観光振興課・丹波由香さん)「たくさんの見どころがありたくさん楽しめる場所なのでぜひ高千穂にお越しください」

また、オープンからまもなく1年となる都城市の「スノーピーク都城キャンプフィールド」。

これまで34万人が訪れたということですが、今年のゴールデンウィークは先月、全線開通した都城志布志道路の効果もあり、予約は好調だといいます。

(スノーピーク都城キャンプフィールド 田中芳正店長)「開業の時よりも多いご予約ご宿泊の数になっている。」「都城志布志道路が開通したことで鹿児島県のお客様もすごくたくさん来場いただいている」

こちらではゴールデンウィーク期間中の来月3日から5日まではテントサイトのほか、コテージとトレーラーハウスも予約でいっぱいだということです。

また、今週末は少し空きがあるものの、1周年記念のイベントも予定していて多くの来場者を見込んでいます。

(スノーピーク都城キャンプフィールド 田中芳正 店長)「レストラン、カフェとかキャンプ以外でも楽しめる施設になっているので、ドライブがてらスノーピーク都城キャンプフィールドに足を運んでGWを楽しんでもらえたら」

物価高で迎えるゴールデンウィークですが、関係者の期待が高まっています。