また、危険運転傷害の罪については、「任意の尿検査の結果などから、大崎被告が、事故前日の朝に睡眠薬14~76錠を服用(医者の指示では1度の服用で1~2錠)したこと」、「事故の前、交通量の少ない深夜にもかかわらず、時速15~20キロの低速度で走行、その後も中央分離帯をはみ出して走行したこと」、「信号が青に変わっても10~20秒間発進せず、時速50~60キロで急発進するなどの不審な走行をしたこと」、「事故を起こした後、警察官に『ミンザイ(=睡眠剤)いっぱい飲んだ』と話していたこと」などから、大崎被告が睡眠剤を多量に服用し正常な運転が困難な状態で、当時生後1か月の娘に傷害を負わせたと指摘。

大崎紬被告(33)に懲役2年8か月の判決(札幌地裁)

 一方で、重傷を負った当時生後1か月の娘に事故の影響が残っていないことなどから、札幌地裁の井戸俊一裁判長は、検察の懲役4年の求刑に対し、懲役2年8か月の判決を言い渡しました。

この日、大崎被告は、黒のトレーナー姿で入廷。

公判中は時折、見上げたりうつむいたりしていましたが、判決が言い渡された時には、裁判長を見てうなずいていました。

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