先月、全国選抜大会で県勢初の優勝を手にした樟南高校女子剣道部。その強さの理由に迫りました。

激しく打ち込む音が響く道場。先月、県勢初の全国高校選抜大会優勝を成し遂げた、樟南高校女子剣道部です。体幹トレーニングや基本練習で、当たり負けしない身体を徹底的に作っています。

中学時代に全国を経験した選手はチームで数人だけでしたが、日本一にたどり着きました。

(3年・池田葵泉選手)「(祖父を)全国に連れていくと小学校の頃から言っていたが、全然叶えられなくて。中学の時は小さな大会で1試合目で負けるくらい、弱かったです。(優勝を報告したら)祖父も笑っていました」

就任21年目の猪俣征子監督です。女性監督としての選抜優勝は、全国初の快挙です。

(猪俣征子監督)「(入学時は)日本一と言葉では言っていても、まだ本気で取り組めていない生徒がほとんどなので、人にできて自分にできないことがあるのかという話から始めたのを覚えています。子どもたちの心の成長をさせています」