岩手県南に春を告げる農業用水の放水が始まりました。田植えの本格化を前に岩手県奥州市胆沢の徳水園で円筒分水工の放水式が行われました。

21日は円筒分水工がある奥州市の「徳水園」で放水式が行われ、施設を管理する胆沢平野土地改良区などの関係者およそ60人が出席しました。
国内最大級の円筒分水工は、直径24メートルで水をめぐる争いを解決するため1957年に完成し、地域にある2つの農業用水路に水を分配します。

(胆沢平野土地改良区 千田公喜理事長)
「(今年は)水の心配はないと思います。今年は3メートル以上(積雪が)ありますから今年は安心して暮らせるなと思っております」

胆沢平野では5月上旬から田植えが始まるということです。