来月、鹿児島市で総勢140人の子どもたちによるバレエ公演が開催されるのを前に、合同練習が開かれました。

公演は鹿児島バレエ研究所が、今年で創立45周年を迎えるのを記念して開催するものです。鹿児島バレエ研究所は1980年に設立され、現在は鹿児島市と南九州市にある教室に、3歳から社会人までおよそ100人が通っています。
「踊りを通して子どもたちが心豊かに育つこと」などを理念に、これまで定期公演やコンクール出場などに取り組み、プロのダンサーやバレエ学校へ留学する人など多くの卒業生を輩出してきました。

今回の記念公演では、MBCユースオーケストラ、鹿児島市立少年合唱隊、鹿児島子ども劇場会員の子どもたちが特別出演し、総勢140人でチャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」と、ラヴェル作曲「ボレロ」の演目を披露します。
13日に鹿児島市の鹿児島青少年会館で合同練習会が開かれました。

公演で生演奏を担当するのは、小学4年生から24歳までの団員が所属するMBCユースオーケストラです。今回は、オーケストラピットと呼ばれる舞台と客席の間の場所で演奏します。
舞台下のオーケストラピットで演奏することはほとんどなく、多くの団員にとって初めての経験になります。

ヴァイオリンを演奏 高校2年生・松元 愛桜さん
「バレエと一緒にやる珍しい機会。楽しみもあるが難しさもある。オーケストラピットに入るのも初めてだが、きれいに合わせていいものを見せられたらいい。」
鹿児島バレエ研究所主宰・田中佐美さん
「他団体と一緒に舞台を創ることはほとんどなく、子どもたちにとってもお互いに刺激を受けるいい機会。当日までどうなるかわからないがワクワクする。これまでバレエに関わったことのない子どもたちにもぜひ観ていただき、生の踊りや演奏を楽しんでもらいたい。」
鹿児島バレエ研究所の「45周年記念公演」は、5月5日(月・祝)に鹿児島市の川商ホールで開かれます。
▼時間 午後1時開場 午後2時開演
▼入場料 前売券3,500円(当日券は+500円)4歳以上はチケット必要
▼チケット 山形屋プレイガイド、川商ホール、鹿児島バレエ研究所事務局
▼問い合わせ 事務局 099-250-4187