およそ30万頭の牛や豚が殺処分された、家畜伝染病の「口蹄疫」。宮崎県内で発生が確認されてから20日で15年です。

1例目が確認された都農町では献花式が行われ、畜産農家らが再発防止を誓いました。

口蹄疫は、2010年4月20日に都農町で1例目が確認され、その後、県全体に拡大。

あわせて29万7808頭の牛や豚などが殺処分されました。

20日は、畜産の神をまつる都農町の牧神社で献花式が行われ、畜産農家ら13人が畜魂碑に花を手向けて犠牲となった家畜を供養しました。

献花式は節目となる15年となった、今年で最後となります。

(JAみやざき尾鈴肉用繁殖牛部会 永山正次朗部会長)「長いようで短い15年だった。最大級の防疫体制取って、2度と起こらないようにすることが我々の使命」

都農町によりますと、町内で肉用牛を生産する農家は71戸と口蹄疫発生前のおよそ4割にとどまっていますが、1戸あたりの飼育頭数は増加傾向にあるということです。