親を失うなどした子どもを支援する「あしなが学生募金」の活動が、全国およそ120の街頭で行われ、愛媛県松山市の松山市駅前でも奨学金を受ける学生が募金を呼びかけました。

20日の募金活動には、「あしなが育英会」から奨学金を受ける、愛媛大学と松山大学の学生5人が参加しました。

あしなが奨学金は、親を失うなどした子どもの学びを支援するものです。

「あしなが育英会」によりますと、物価高騰の影響もあり、毎月3万円を給付する高校生の奨学金は昨年度、愛媛県内の49人を含む過去最多の3487人が申請しましたが、採用はその4割の1538人、県内も20人にとどまったということです。

(あしなが学生募金事務局 石脇茉青さん)
「遺児家庭の子どもは夢や希望を失いつつあるので、こういった子どもたちを救うためにも、ぜひこの活動を知っていただいて支援を広げていきたい」

あしなが学生募金の活動は、今月26日と27日にも、松山市駅前で正午から午後6時まで実施される予定です。