県内初の県立の夜間中学「いろは中学校」の開校記念式典と入学式が18日夜、鹿児島市で行われました。
(生徒代表 西村美出子さん・71)「きょうついに入学の日を迎えました。私はドキドキわくわくしながら、学校ってやっぱりいいな。とにかく前を向いて歩いていこうと自分に言い聞かせ校門をくぐりました」
夜間中学校は戦後の混乱や病気、不登校などで義務教育を十分に受けられなかった人が通う学校です。「いろは中学校」は、鹿児島市の開陽高校内に設置されました。
入学式を前に行われた開校式典では、校旗や校歌が披露されました。そして入学式では、第1期生となる19人が入学しました。
式では加藤淳一校長が「入学されたことに胸を張り誇りを持って学校生活を過ごしてほしい」と激励しました。そして、新入生を代表して木山康成さんが誓いのことばを述べました
(新入生代表 木山康成さん・65)「楽しいことに挑戦し、たくさんのことを学びたい。いろは中学校では年代の違う多くの人と話し、友達をたくさん作り、一緒に学校生活を楽しみたい」
授業は来週の月曜日、21日からで週に5日間、食事を含めて4校時あり、国語、数学など合わせて9教科を最長で6年間学ぶことができます。