アメリカのルビオ国務長官は18日、ロシアとウクライナの和平交渉について、「合意が成立する明確な兆候が見られなければ、アメリカは数日以内に交渉仲介から手を引く」と発言しました。
ルビオ国務長官
「我々はこの努力を何週間も、何か月も続けるつもりはない。数週間の間に合意が成立する可能性があるのかどうか、数日以内に判断する」
これは、ウクライナ情勢についての協議のため、フランスを訪問していたアメリカのルビオ国務長官が18日に記者団の取材に応えたものです。
ルビオ国務長官はロシアによるウクライナ侵攻について、「重要な問題だが、我々が注力しなければならない問題は他にも数多くある」として、「和平に向けて真剣に取り組んでいるなら協力するが、そうでないならアメリカは手を引く」と、和平交渉の仲介を停止する可能性を示唆しました。
フランス大統領府によると、17日に行われた会合では、アメリカとフランスのほかにドイツ、イギリス、ウクライナの代表が参加して、アメリカとヨーロッパ各国での協議の継続を確認したということで、米欧の歩み寄りが期待されていましたが、改めて距離感が浮き彫りとなった形となりました。
来週には、ロンドンで再び協議が行われる予定です。
注目の記事
「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線

祖母を殺された小学4年生は今・・・「事件が私の人生を変えた」 山口県連続殺人放火事件から12年 被害者遺族が事件を振り返る

ドリフト?公園を暴走し荒らしたのは白のRV車 今も公園は痛々しいまま…一時の快楽で逮捕された男の行為 泥には証拠となるタイヤの痕 町は損害賠償請求も視野(山形・山辺町)

19歳で書店をオープンさせた大学生 置いてあるのはほぼ“学習参考書” 開店費用は300万円 給料ナシ 夜は塾の先生に

毒をもつ美しいチョウ「アサギマダラ」は「鬼滅の刃」のあのキャラクターそっくり?
