4月13日に開幕した「大阪・関西万博」。世界中が注目するこの会場の「シンボル」とも言える「大屋根リング」には、“森林率日本一”の高知の木材が使われています。158の国や地域などが展開するパビリオンの魅力と合わせて、現地で取材した様子をお伝えします。

13日、開幕当日。万博会場の最寄り駅から入場ゲートまでは、開幕前から、大勢の人で埋め尽くされました。そして午前9時、半年間にわたって開かれる“世界的イベント”、大阪・関西万博が、幕を開けました。

訪れる人を迎えるのは、万博会場の“1つのシンボル”とも言える、全長およそ2kmの「大屋根リング」です。リングの内側と外側で高さが異なり、内側がおよそ12m、外側はおよそ20mあります。

◆遠藤弥宙アナウンサー
「『大屋根リング』の中に入ってきました。縦・横にはりめぐらされた木材のおよそ40%は、高知県産のスギやヒノキが使われているということです」
(※高知県独自の試算)

県全体の面積のうち、84%が「森林」である高知県。その「森林率」は日本一で、「大屋根リング」には、嶺北地域のスギや高知県西部のヒノキなど、豊かな高知県産の木材がふんだんに使われています。