この日、山下さんが向かったのは、生後5か月の赤ちゃんを育てる26歳の母親のもと。「子どもに飲ませるミルクがない…」前の晩、山下さんに急ぎのSOSがありました。

県フードバンク推進協議会 山下浩子理事長
「これ!あったよ、在庫が。ちょうどよかった」

山下浩子理事長「今、5か月になったっけ?」
母親(26)「もうちょっとで6か月」
山下浩子理事長「なんかすごい、本当におばあちゃんの心境だからさ…来るたびに大きくなって」

子どもを育てる母親の思いは切実…
フードバンクは“頼みの綱”なのです。

母親(26)
「本当に助かっています。月齢的にも(ミルクを)飲む量も増えてきて、なくなるのも早くなってくる。持ってきてもらえるとわかると、(子どもが)ほしがるときにいっぱいあげられる…」