停電を未然に防ぐ取り組みです。
電柱に作られたカラスの巣を撤去する作業が17日公開されました。

公開されたのは一関市の遊水地内で行われた撤去作業です。
東北電力ネットワークによりますと、3月から7月はカラスの繁殖期で電柱に巣を作ることが多くなるということです。
巣の素材に使われる木の枝や針金などが電線に接触すると停電を引き起こす恐れがあります。

岩手県内では2024年度、カラスの巣が原因の停電が6件発生し、そのうち1件が一関市で確認されました。
17日の作業では電柱の高さ8メートルほどのところにある降圧器の部分に作られたおよそ40センチの巣が、東北電力ネットワークの社員によって撤去されました。

(一関電力センター配電課 配電主査 大川昌晃さん)
「電柱の周りに小さい枝が落ちている時は、ちょっと上の方を見ていただくとカラスが巣を作っている場合もありますので、その辺も合わせて見ていただければよろしいかと思います」
東北電力ネットワークでは停電の防止に向け7月頃までパトロールを強化します。