苦しむ人は世界中に “つながる希望”の一方で

(患者の会 副代表 神谷潤子さん)
「同じ健康被害のある仲間として、しかも同じ方向を向いて、一緒に戦っていこうという雰囲気がある。非常に有意義なつながりだなと。一人じゃないという思いがしています」

日本の患者の会で活動を続ける愛知の神谷さん。世界の患者の会がつながったことに希望を見出していますが、自分の救済申請でもごく一部しか認定されず、再審査を申し立てています。

(患者の会 副代表 神谷潤子さん)
「“認定”に見えるんですが、私の中では“否認”なんですよ。申請した期間を600日ぐらいで出したんですよ。そうしたら全部認めると長くなってしまうから、64日まででいいですよね、と。不服なので審査請求をして、自分で書いて参考文献もきちんとつけて。」

「患者自身がやらないといけないシステムがやはりおかしいと思いましたし、これで諦めてしまう人はたくさんいるだろうなと思う」

現在接種はほとんど行われず、社会の関心も薄れつつある新型コロナワクチン。一方で未だ体調不良に苦しむ人は、世界中にいる現実が横たわっています。