セリの栽培が盛んな石巻市の河北地区で、春に刈り取る「葉セリ」の収穫が、連日行われています。

宮城県石巻市の河北地区は、豊富に湧き出る地下水を利用し、江戸時代からセリの栽培が盛んに行われています。

春を迎えたこの時期は「春セリ」とも呼ばれる「葉セリ」を出荷していて、農家の高橋正夫さん方では、4月9日から、40センチほどに育ったものを連日収穫しています。

「葉セリ」は、根がついたまま冬に収穫する「根セリ」とは異なり、春に芽吹いた新芽を鎌で刈り取ります。2025年は3月の寒暖差が大きく影響が心配されましたが、生育は順調だということです。

セリ農家 高橋正夫さん:
「(葉セリは)昔からの在来種で柔らかい品種。春に芽吹いた新芽を刈り取って食べるので、柔らかくておいしい」

葉セリは、5月下旬まで出荷が続き地元の道の駅や県内のスーパーなどで販売されます。