なぜ日本で“アメ車”は売れない?トランプ政権が主張の“壁”とは

50台以上の“アメ車を扱う埼玉県内の輸入車専門店「スカイオート」。店の外に止められている車は、このままだと日本の道路では走れません。

スカイオート 村上周平社長
「このウインカーが赤い。これも駄目。オレンジにする必要がある」

日本では、ウインカーは赤ではなくオレンジに。シートベルトの警告灯もつける必要があります。さらに騒音や排ガスのテストなどが必要で、1台200万円のコストがかかることもあるそうです。

アメリカ側はこうした日本の安全基準などが“非関税障壁”としてアメ車の販売を妨げていると主張しています。道路を走ってみると、日本の狭い道に、大きな車体は窮屈です。

スカイオート 村上周平社長
「日本車だと、スッて回れるところでも、アメ車だとギリギリまで入っていかないといけないし、運転技術が必要なところはある」

アメリカ側が主張する日本の非関税障壁について政府は…

武藤容治 経済産業大臣
「安全基準とかインフラ基盤、いろいろと向こうと調整していくことになると思う」

これから本格的に始まる日米交渉。アメリカ側との交渉を担う赤沢経済再生担当大臣は、16日、日本を出発します。

赤沢亮正 経済再生担当大臣
「言うべきことは言うということと、あとは信頼関係を築く」