野菜の収穫、そしてブドウの苗を植える体験
「かわうその郷」でのユニバーサル農園の取り組みは、神奈川県と社会福祉法人光友会・神奈川ワークショップとの連携で去年から行われています。
この日は、県のホームページなどから申し込んだ一般の参加者およそ10人と、光友会の皆さんと一緒に、障害の有無や世代を超えてほうれん草やネギの収穫体験のほか、ワイン用のブドウの苗を植える作業も体験しました。
スズキさんのほかにも、私に作業を教えながらお話ししてくれた22歳のナガシマさんとも交流することができました。
ナガシマさん
「(普段は何を育てていますか?)ブドウとか野菜を獲ったりすることが好きです。例えば茄子とか獲るのが。自分で獲って持って帰ったりも美味しいし、納品で皆が買ってくれるのが嬉しいかなと思います。(食べた人からはどんな風に言ってもらえますか?)やっぱ家族で美味しいとか、新鮮だから美味しいとか。一番大変だったのは虫取りですね」

ナガシマさんは「虫取りが大変」と言っていましたが、このユニバーサル農園は無農薬で野菜を育てています。
さらに普段光友会ではこの野菜の販売も行っています。
野菜獲りの体験だけではなく、農業経験の豊かなボランティアによるサポートも受けながら手間暇かけて行う農作業で、ナガシマさん達の活躍の場も広がっています。
このユニバーサル農園「かわうその郷」を運営する社会福祉法人光友会・神奈川ワークショップの中野さんに、取り組みの反響について聞きました。

社会福祉法人光友会・神奈川ワークショップの中野さん
「やっぱり、なかなかユニバーサルっていう言葉が浸透してない中だと思うのでもう少しわかりやすい言葉であると皆来やすいのかなって思います。あちこちから、行っていいの?って声たくさん聞いているので、もう是非これを聞いてくれた人も含めていつでも来ていただければ。夏になれば田んぼもあるし、秋になれば稲刈りあるんで、お米も安く売ってますんで。是非こういうところに皆さん来て、ちょっと土いじりとかやると心が和むので、是非いらっしゃってください」
