14日は変わりやすい天気で、雨や雷に驚かれた人もいるのではないでしょうか?鹿児島県内は大気の状態が非常に不安定となり、急な雷やひょうが降ったところもありました。あす15日にかけ、引き続き注意が必要です。

14日午後0時半すぎの姶良市の映像です。雨とともに地面に激しく打ちつけているのは、ひょうです。

同じ時間帯、霧島市では空がひかり、数秒後に雷鳴がとどろきました。

雷の発生状況を表した気象台のレーダー画面では、この時間帯、北薩地域の上空には発達した雨雲が断続的にかかっていました。県内には現在、雷注意報が発表されています。

気象台によりますと、県内の上空に寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっていて、あす15日にかけ落雷や竜巻などに注意が必要です。

今月10日には、奈良県にある学校のグラウンドに雷が落ちる事故がありました。当時、グラウンドにいたサッカー部の男子中学生2人が意識不明の重体となり、うち1人は、14日に意識が戻ったということです。

学校側は当時の状況について、「急激な天候変化で予見は難しかった」と説明しました。

春は季節の変わり目で、鹿児島でも大気の状況が変化しやすく、雷が発生しやすい時期です。

気象台は、黒い雲が広がり雷鳴が聞こえる場合には、頑丈な建物や自動車の中など安全な場所に避難するよう呼びかけています。

雷の発生状況など最新の情報は、気象庁のウェブサイト「キキクル」などで確認できます。