「東京2025世界陸上」その開催地である国立競技場の横にある、神宮外苑にて「ADIDAS TOKYO CITY RUN 2025」が13日に開催された。あいにく雨が降る中でのイベントとなったが、5kmの日本陸連公認レースには、今年の箱根駅伝を制した青山学院大学をはじめ、國學院大學や実業団選手などが参加し、熱い駅伝ファンが訪れていた。
この日は各界の元アスリートも一般ランナーと共に駅伝に参加した。プロ野球ソフトバンクホークス元投手の和田毅さん(44)は「初めてランニングイベントに参加して、一般ランナーの方が速くてビックリしました。どちらかと言うと長距離は苦手なので。1kmは長距離に入らないと思いますけど、楽しく走れたので良かったと思います」と振り返った。そんな和田さんに東京世界陸上について尋ねると・・・。
和田さんが感じた“リレーと野球の共通点”
「テレビで世界陸上を見たりしていますが、短距離の100m、200mやリレーとか熱くなって拳を握っています」と語った。

和田さんが特に注目しているのが、リレーだ。「バトンの受け渡しとか何百回も練習して、大会では1回、タイムを縮められるかにかかってくると思うので。野球の場合も僕は先発なので、100球投げて1球ミスするとチームの負けに繋がることもあったので、そういう部分では似ているところもあると思う。日本代表にはぜひ練習の成果とチームワークで頑張ってほしい」と自身の体験と合わせて、エールを送った。
髙木菜那さん“実は身近に感じている世界陸上”
スピードスケート・平昌オリンピック™金メダリストの髙木菜那さん(32)は「走るのは苦手で、滑ったほうが速いので」と話す。

東京世界陸上については「友達の山縣亮太くん(32、100m日本記録保持者)とか、日本陸連の合宿に参加したときに、女子マラソン代表の安藤友香さん(31、しまむら)と話をしました。わりと多くの知り合いが世界陸上を目指しているので身近に感じています。普段の大会でも応援は力になるので、母国開催だとさらに力になるので、いっぱい応援します!」と笑顔で話した。
各スポーツ界が注目する東京2025世界陸上は9月13日開幕する。