トランプ政権による関税措置を巡り、石破総理大臣の対応が問われている。「遺憾」の一言を繰り返すだけで事態は好転するのか。日米関係の行方と石破政権の今後はどうなるのだろうか。

支持率急落で退陣論も?「遺憾」連発で事態は好転するのか

石破内閣の支持率が3月の調査から7.8ポイント急落し、総理就任後、過去最低の30.6%となった。物価高対策への不満に加え、トランプ関税で追い打ちをかけられた形だ。この状況を受け、与党内からは国民への一律現金給付を求める声も上がっている。

しかし、財源の問題や「ばらまき」との批判は避けられない。石破総理は消費税減税について含みを持たせつつも否定的な姿勢を示しており、対応に揺れが見られる。

退陣論までもが浮上しつつある中、石破総理はどのように舵を取るのか。関税措置に対し「極めて遺憾」と述べたが、その発言で状況が変わればいいが、なかなかそうはいかない。