水道水利用の養殖でアニサキスを防ぐ

このサバの最大の特徴は、浪江町の水道水を人工海水にして循環させる養殖方法。これにより、食中毒を引き起こす寄生虫・アニサキスの寄生のリスクを低減させることができます。出荷式には、浪江町の吉田町長も出席して、サバの寿司を試食しました。

浪江町・吉田栄光町長「脂がのっていてゴリゴリして、サバはこんなにおいしいんだという感じがする」

町では、刺身でも食べられる「福の鯖」を「復興の象徴」として売り出したい考えです。

浪江町・吉田栄光町長「いまだ町民の方々が多くまだ避難をされているが、町民の方々や多くの県民の方々に食べていただくよう復興の象徴にしていきたいと思っている」

かもめミライ水産・大澤公伸社長「まだまだ私どもはスタート地点に立ったばかり。今後はさらに技術に磨きをかけて、よりおいしいサバをつくっていきたいと考えている」

「福の鯖」は今後、浪江町内をはじめ県内外に向けて出荷され、町では、ふるさと納税の返礼品や将来的な海外展開も検討しているということです。