春の花や木を使った「いけばな展」が鹿児島市の山形屋で10日から始まりました。
「各流いけばな展」は県内13の流派でつくる県連合華道会が毎年春と秋に開いています。今回はサクラやツツジなどおよそ80点が並び、会場を春らしく華やかに彩っています。
(記者)「春爛漫ないけばなが会場を彩る中、奥に進むと、ひときわ大きくダイナミックな作品が現れます」
各流派が6年半に1回交代で担当するメイン席は「草月流」です。
サクラやカスミソウ、スイートピーに高さはおよそ2メートルのヤツデの木を組み合わせ、新芽や春の花で「躍動していく命」を表現しました。ヤツデの木は剣山を使わずにバランスよく組み合わせて立たせています。
(来場者)
「毎年春と秋は来ているので、楽しみにしていた。やっぱり季節感を感じる。立派な生け方だと思う」
「花がきれいで、生き生きしている。ピンクや赤の花があるが、特に赤い花は元気をもらえる」
新緑と鮮やかな花が彩る「春の各流いけばな展」は今月14日まで開かれています。入場は無料です。