消防士としての第一歩です。

9日、山口県山口市の県消防学校に72人が入校し、訓練を前に決意を新たにしました。



入校したのは、県内12の消防本部に採用された72人です。

式では、永野照和校長が「全国で多発する自然災害に迅速に対応することが重要な使命です」と激励しました。

光地区消防組合消防本部の光井天星さん。前職は全く違う世界でした。

光地区消防組合消防本部 光井天星さん
「私は前職はシンガーソングライターということで、少し周りとは違うかたちだったと思うんですけど、この消防士に晴れてなることができました」

光井さんは13歳で作詞作曲を始めました。

シンガーソングライターとして地元、福岡県で活動し、ライブなどに出演していたといいます。

しかし、幼い頃に抱いた消防士になりたいという夢を諦めきれず、もう一度、志しました。

光地区消防組合消防本部 光井天星さん
「例えば救命講習だったり防災講話で、市民の方に寄り添う機会が多いと思いますので、今までステージの上で立ってきたことを生かして、しっかりと分かりやすく伝えていきたいと思います」

72人の入校生は11月まで寮生活をしながら消防士に必要な知識や技術を学び、その後、消防本部に配属されます。