「通過点になってしまった」人口の流出…

(脇中清徳さん)「今は通過点になってしまった。そこらが廃業した」

(長島町 川添健町長)「どんどん町から(店が)なくなった。高校生も出水・阿久根・川内に行き、長島高校が自立できなくなり廃校に。ならざるを得なかった。こういう悲しい側面もある。」

橋の開通時およそ1万5000人だった長島町の人口は現在9271人と、この50年で4割減りました。

人口の流出に少子高齢化が進み、閉校も相次ぐなか去年9月には、運転手不足などから唯一の路線バスが廃止。現在は地元のNPO法人が長島町内で乗合バスを運行しています。

川添町長は「地方が人口減少問題を抱える中で大切なのは、市町村が自分たちで問題を解決する力をつけること」と話します。

(長島町 川添健町長)「バスは、町が社長になってもやり遂げる気持ちでいる。ここで完結できるような島を作ってみたい」

「”自分たちはいい町に住んでいる。足りないものはあるけれど、満足だ”そんな町を作りたい」