貧乏の島から町民所得県内トップクラスに「流通の大革命」

県本土と陸続きになり、生活が変化する中、一番影響を与えたのが経済です。

(長島町 川添健町長)「(以前は)貧乏の島だった。市町村民所得が鹿児島県(96市町村)の中で旧東町が83番目、旧長島町が94位。そんな苦しい島だった」

長島町の川添健町長です。平成18年に東町と長島町が合併し、初代町長に就任以降町とともに歩んできました。

養殖ブリの生産日本一の長島。東町漁協の取り扱い高は、この50年あまりでおよそ14倍の100億円ほどに。特産の赤土バレイショのブランド化にも成功し近年は、町民所得も県内トップクラスとなっています。

(長島町 川添健町長)「流通の大革命。船で運ぶことができる量はしれている、黒之瀬戸大橋の開通がなければ、実現していない」

橋の利用者は当初の予想を上回り、建設費の返済のために徴収する通行料金は計画の30年から16年に短縮。平成2年には通行無料になり産業発展の追い風となりました。

一方で、失われたものもあります…。