5日、北海道美瑛町にある観光地『青い池』の近くで、クマがシカをくわえる瞬間を観光客のカメラがとらえました。

5日、美瑛町の『青い池』の近くで、クマがシカの死がいとみられるものを口でくわえて、うろついている姿を観光客が目撃しました。

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 目撃した人
「右側にあったシカの方に近寄っていって、こう何度も(シカを)運んだり、山に登ったり、下ったりというような感じで」

 

 

 警察と町によりますと、クマの体長は1.5メートルほどで、周辺をパトロールしたところ、『青い池』から東に約200メートルのところで足跡を発見しました。

 酪農学園大学・佐藤喜和教授
「特に冬眠明けの時期というのは、越冬後に餓死したシカの死体があったりとか、(こういう光景は)よくあると思う。観光客の方が見える状況でそういうことが起きてるっていうので、地域の安全という面では少し不安」

 町によりますと、6日昼過ぎに、新たなクマの足跡が見つかり、クマは『青い池』付近から離れたとみられていますが、町は7日に看板を設置し、注意を呼びかけています。