災害時の橋の崩落や道路の亀裂などによる通行止めを解消するアルミ製の緊急仮設橋が7日、お披露目されました。

報道陣に公開されたのは被災地で緊急時に使うアルミ製の仮設橋です。

能登半島地震の際に道路が通行できなくなり、救助や支援に時間がかかったことから、富山県高岡市でプラント設備の工事を手がける「ゼオンノース」が開発しました。

道路が進行方向に最大10メートル崩落していても仮設橋を架けることで通行が可能になり、鉄製の橋に比べ重さが3分の1程度のため現場の状況によっては、作業員3~4人で最短約5時間で設置できるということです。

また5トンの重さに耐えられる強度があり、救急車などの緊急車両も通行可能だということです。

ゼオンノース 松崎肇 社長
「アルミでこんなことができるんだということをぜひ皆さんに知ってもらいたいと思います。救える命をしっかりと、我々の橋で救いたいと思う」

ゼオンノースは今後さらに改良を重ね、仮設橋の商品化を目指すとしています。