パビリオンの全容が明らかに…石黒教授「未来は人間が責任を持って作っていかないと」

そして、ついにパビリオンの全容が明かされました。
(記者リポート)「パビリオンに入ってすぐのところにあるカウンターでデバイス(音声機器)を受け取って、未来の世界を体験します」
50年後、人とアンドロイドがともに暮らす社会。柔和な表情や自然なしぐさでアンドロイドが会話していて、生活に完全に溶け込んでいます。また、人間がアンドロイドになって寿命を超えて生きられるようになった世界で、アンドロイドになるかどうかを悩む姿も映像で描かれています。
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そして、その先は1000年後の”いのち”を表現したエリアです。まるで浮遊するかのように上下に動くアンドロイド。足はなく、下半身は花のようなものに包まれています。これは、技術の進歩で自由に姿を選べるようになった人間をあらわしているといいます。
パビリオンを手がけた石黒教授は、ここでの体験を「未来について自分で考えるきっかけにしてほしい」と話します。
(石黒浩教授)「一つの可能性ですよね。これからの未来っていうのは人間が責任を持って作っていかないといけない。単に豊かになるとか、単に便利になるようなそんな未来ではなくて、さまざまなテクノロジーの力を手に入れた我々の責任。我々の展示をヒントにして、それぞれの来館者が未来を思い描いて作っていってもらえればと思います」
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