2024年に能登半島地震が発生して以降1年2か月の間に、奥能登4つの市と町では人口が1割近く減少したことが、石川県のまとめで分かりました。
県が毎月1日に公表している人口と世帯に関する調査によりますと、3月1日時点で輪島市、珠洲市、穴水町、能登町の奥能登4つの市と町の人口は合わせて5万64人となり、2024年1月1日に比べ5149人、率にして9.3%減少しました。

このうち、能登半島地震の発生から1年2か月間で最も人口が減ったのは輪島市で2387人、次いで珠洲市が1326人、能登町が960人、穴水町が476人でした。
これらの各市町では、転入者の数よりも転出者の数が上回る転出超過が続いていて、課題となっていた人口減少が震災後にさらに深刻な状況となっています。