父と“あの戦争” 名古屋空襲の体験者は…
なぜ父親は、この写真を残したのか。
その思いからボブさんは父の飛行記録など、長い歳月をかけて名古屋空襲について調べ、完成させたのがあの映画、「しがみつき 燃え続ける“名古屋消去”プロジェクト」でした。
赤い画面の男性はボブさん自身が演じる父・ロバートさんです
父親はあの戦争をどう考えていたのか。映画は、自ら父親を尋問する形で作られています。

戦後80年という節目の今年。
名古屋で映画を上映するために来日していたボブさん。
名古屋空襲の体験者に会うことに。

愛知県春日井市に住む、森下規矩夫さん(87)。
80年前、名古屋市内で空襲に遭い、語り部としてその経験を伝え続けています。

(名古屋空襲を体験した 森下規矩夫さん)
「当時の三菱重工は戦闘機のエンジンを生産していました。私の父もここで働いていました。私の家もこの辺りにありました」
(ボブ・フレミングさん)「初めは軍需工場を狙って爆撃していましたが、のちに全てを爆撃するようになったんですね」