「自分たちを追い込んで」
2か月の鍛錬を経て迎えた全国選抜。初戦から九州大会3位の強豪・日章学園(宮崎)と対決しました。
「九州を制する者が全国を制する」と言われるだけあり、決着がつかず代表戦に。託されたのは、1年生の石橋。面を打ち抜き、初戦を突破します。

その後、準々決勝まで勝ち上がった九州学院ですが、奈良大学附属高校を前に正念場を迎えます。
互いに決め手に欠け、決着がつかず代表戦に。1年生の石橋が奮闘しますが、4分で勝負は決まらず延長戦に。その直後…相手の一本を表す白い旗が上がります。石橋は立ち尽くします。

スローで見てみると、石橋は相手の小手を打ち抜き…そのあと、相手の面をかわしている様に見えます。しかし、勝負の世界は結果が全て。九州学院はベスト8敗退で、全国制覇を逃しました。
勝ちを確信した中で敗れただけに、悔しさが溢れて止まりません。

米田監督「日本一に届くところにはいたんですけれど、そこまでに決着をつけられなかった。撃ち破る力がまだ備わってなかったということかな」
安方主将「悔しい気持ち。勝ちたかった大会だったので、ものすごく悔しいです。弱いところがあったのかなと思うので、この先負けない様に、絶対勝てるように、自分たちを追い込んでいきたいと思います」

撃ち破る力を備えるように、思いを強く。部員たちの鍛錬は続きます。